古き良き嘘という虚構

「昔の2ちゃんねるの頃は読者を楽しませるための嘘があって楽しかった。今は自己顕示欲や誹謗中傷のためだけの嘘ばかりでいかん」と、ネット上の嘘の方向性を懐かしむ人がたまにいますが、単なる思い出補正に過ぎないのではないでしょうか。

その「昔の2ちゃんねる」で空想の知的障害者に酷いことをさせる創作が大量に作られました。コピペをまとめたサイト記事も存在し「元気の出る障害者コピペ」などのように元気を出す目的でコピペが作られ読まれています。あれらを好んで読むというだけで色々と察してしまいますが。

どこから嘘なのかは分かりませんが、彼らの知的障害者像は「言葉が通じず、腕っ節が強く、性欲に忠実」と判を押したように似通っています。まさにコピペといったところです。昔の2ちゃんねるで作られた「障害者コピペ」の数々は、楽しいのは書いた本人だけの誹謗中傷創作であって、思い出補正の感想とは正反対のものです。

あのまま日陰に隠れていればよかったのですが、産婆コピペが「はてな」に進出したように、ネットの目立つところへ転載されてきています。ファクトチェックの準備はしておいた方がいいかもしれません。

参考サイト

ダウン症への風評被害「産婆がキュッと」のコピペ|神様からの預かりもの
https://utamarinco.hateblo.jp

助産師の部屋 助産師の歴史|日本看護協会
https://www.nurse.or.jp

間引き(人口制限)とは|コトバンク
https://kotobank.jp