https://news.yahoo.co.jp/articles/679322ef76f32fdfdfb5b8bcb14451db6d5586f2
采配に疑問符がついたのは8回だ。この回からマウンドに上がった宮西が1死三塁で紅林に対してカウント3―1にすると、新庄監督は申告敬遠で歩かせた。マウンドの宮西もけげんな表情を浮かべ、次打者の吉田正に対してボール先行。二盗を挟んで3ボールとなった時点で一塁が空いていたが、ここでは新庄監督は動かなかった。

 3ボールとなれば、吉田正を歩かせて満塁策とするのがセオリーだ。さらに、次打者はこの日無安打と苦しむ杉本。3ボールからストライクが入って「勝負」と分かると、打席の吉田正も首をかしげ、苛立ちの表情をみせていた。結果的には吉田正に打たれ、杉本は空振り三振と裏目だった。