立浪監督がマウンドへ行き「必ずゲッツー取れるから」と伝えた数分後のハッピーエンド。
会心のゲッツーを陰で演出していたのが、荒木内野守備走塁コーチだった。

1点差の1死一、二塁。
「セオリー」は三遊間を空け、三塁手はライン際をがっちり締める。
三塁線を抜かれ、一塁走者(田中広)に勝ち越しの生還を許すことだけは避けたいからだ。

今日の柳と平田の守備力。
そしてマクブルームの打力を考え、立浪監督に「逆セオリー」を具申した。

「監督は認めてくれました。
それに最初に言ってくれたんです。
『おまえたちが考えたようにやってくれ。結果が出なくても責任はオレが取る』って。
本当に頼もしい。
何とか勝利につながって良かったです」

勝利をつかんだ会心のポジショニング。
その裏には組織の風通しの良さがあった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/005250857d09e09c80649be3fd316d5403104905