「実は今年、野球界でショックな出来事がある。唯一の自慢だった生涯の三振数を、ライオンズのおかわり君があと40いくつで抜くんですよ」。

今年1月、西武や巨人、オリックスでプレーした清原和博氏が自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」で語った言葉だ。

今季でプロ21年目となる中村が昨季までに喫した三振は1914個。172三振だった平成27年をはじめ、これまでにリーグ最多を4度記録した。

昨季は114三振で、歴代2位だった谷繁元信(元中日)の1838個を抜き、上にいるのは清原氏の1955個だけとなった。

今季、41三振を喫した段階で並び、86三振を記録すれば前人未到の2千個の大台に達する。3月25日の今季開幕戦でも2三振を喫した。

清原氏は「自分が少年たちに教えるネタが一つ減る。ホームランも打つけど、日本一三振してるということが言えなくなる」とも話した。

豪快なスイングでボールをスタンドまで運ぶ強打者には、三振も多いタイプが少なくない。

歴代5位の525本塁打、歴代トップのサヨナラ本塁打12本を記録している清原氏にとって、三振の多さは誇りなのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/756056060a37cbefde7f4a12b078a3cf402bbcd8