さて、阪神が甲子園に帰ってきた。競馬でいえば「スタートしました。おっと、モウコダセンは落馬寸前! 何とか持ち直しましたが、後方から。それでも5、6馬身離されて」といったところ? 東京ドームに乗り込みながらも悪夢の3連敗という結果を取材した虎番サブキャップ・新里公章は「甲子園で選手たちもようやく腰を据えて戦うことができます。いいタイミングだと思うんですよ」と持ち前のポジティブ思考だった。

一つだけ、言わせてほしい。3日、午後2時40分。ちょっぴり期待してしまったじゃないか。

え、阪神がデーゲームで伝統の一戦に勝つこと? もちろん、逆転勝利を願っていた。でも、それだけじゃない。巨人の五回の攻撃が終了し、インターバルへ−。いつも、このタイミングで阪神球団から「明日の予定について」というメールが届く。もしかして…と思った自分が甘かった。