ワイ「な…なんやお前は!?」
初音ミク「毎年2月半ばから花粉症の人には辛い時期だよね」
初音ミク「花粉症は免疫反応のひとつで鼻水やかゆみが代表的だよね」
ワイ「うん…😞」
初音ミク「外出後は早めにお風呂に入って体についた花粉を流そうよ」
初音ミク「ただし熱いお風呂はやめようね♥」
ワイ「なんでや!?😨」
初音ミク「熱いお湯だとかゆみの原因であるヒスタミンが生成されてしまうから40度以下のぬるま湯が最適♥」
初音ミク「お風呂で鼻から湿気を吸い込むことにより鼻の内部が洗浄されてアレルギー物質も排出されるんだよ♥」
初音ミク「そして軽く汗も流したら大塚製薬のポカリスエットで水分補給しようね♥」
ワイ「ほう…🤔」
初音ミク「ほら、口開けて♥」
ワイ「むぐっ…んん!?🤪」
初音ミク「どう?おいしい?」
俺「ああ…すごく美味しいよ、富美男」
こだわり酒場のレモンサワーが俺の舌を、そのごわごわとした炭酸で優しく包み込む。
程良い締め付けと心地良い温もりで、思わず口元が緩んでしまう。
梅沢富美男「バカ野郎が……こういうのはどうだ?チロチロ…」
俺「うぁ…くっ…!!」
富美男が悪戯に付属のレモンサワーの素をチロチロと注ぐ。屈強そうな外見には似つかわしくない、丁寧で繊細な酒使い。
あまりの気持ち良さに、高揚感がぐぐぐっと高まるのを感じる。
梅沢富美男「…可愛い顔しやがるじゃあねえかこの野郎…そろそろ仕上げだ。ジュルジュル…ゴプッ!グポポ…ジュルジュルルル!グッポ!ブブブ…!」
俺「ひぁああ…!富美男!富美男ぉお!ぐっ…!!」
レモンサワーと焼酎がグラスの中で激しく上下する。グラスの色はてらてらと光沢を帯び、上下運動を繰り返す度にレモンサワーの炭酸と焼酎の原液が混じり合った、ひどく酸性的な粘液が滴り落ちる。
限界までいきり立った濃いめのレモンサワーは、欲望の全てを俺と富美男の口内に解き放つ。
俺「ああはあっ…!!はあっ!はあ…はあっはあ……!富美男…富美男良かったよ…」
梅沢富美男「…ゴクンッ!……はあっはあっ…てめぇこの野郎!こんなにも濃い目にしやがってバカ野郎…腹ん中パンパンじゃねえか…!!…まだ飲みたりねえよな?」
俺「…富美男には全てお見通しか。敵わないよ、お前には…」
梅沢富美男「当然だバカ野郎…ここからが本当のキリッと男前だ」
俺と富美男は、夜が明けるまで、何度もなんどもこだわり酒場のレモンサワーを求め合った。