ロシアは自然災害って考え方は実は伝統的なんやで

かつて遊牧民のあまりの被害に、イランや中国ではモンゴルを災害と理解するようになった

そこにスラブ的神権思想が融合して、ロシア帝国に弾圧されることは自然なことであり、神の懲罰である、という考えが生まれた

ソ連時時代には「ソビエトは世界を懲罰する」って言葉があるように、ソ連に抑圧されるのは、自分に反革命で悪いところがあるからだ、という思想が東欧で広がったんや

この思想をロシアは引き継いでいて、さらに地政学の裏付けをしたのがメジンスキーや。ロシアの残虐さは、スラブ的な神の意思であり、モンゴル的な自然災害であり、ソ連的な金持ちへの革命であり、ロシアの地政学的必然という思想に帰結する

地政学的にロシアは残虐だから、これは科学的事実だからお前たちは逆らうな、ということやな。ロシアが残酷なのは水が凍るように自然なことであり、それを批判し抵抗することは科学的ではない、迷信でナチス的だと反論するわけや