弟がデビューして間もない頃、兄も誘って一緒に食事をしたことがある。その際「兄弟でこのように食事に行くことはどのくらいの割合であるの?」と問うと、2人は口をそろえて答えた。

 「全くありません」

 数年前にもやはり兄弟を誘って一杯やったことがあったが、その時もまた同様のことを言っていた。弟を「隼人さん」と呼ぶ吉田豊騎手の弁。

 「年齢が8つも離れていて、僕が競馬学校に入った時、隼人さんはまだ10歳にもならない子供でした。当然、兄弟げんかをした記憶もないし、2人で一緒にどこかへ行ったなんていう記憶は全くありません」