外交官の“国外追放”も検討 政府 ロシアの石炭輸入削減へ 民間人の大量殺害受け

政府は、ウクライナで多くの民間人の遺体が見つかったことを受け、ロシアからの石炭の輸入を段階的に減らす新たな制裁を8日に発表するほか、ロシアの外交官の国外追放についても検討を進めている。

G7(主要7カ国)が7日、ロシアからの石炭の輸入禁止などを盛り込んだ首脳声明を発表したことを受けて、政府は、ロシアからの石炭輸入について、段階的に減らしていくことを明らかにした。

萩生田経産相は「(ロシアからの石炭の)輸入を減らしていく、最終的には輸入をしないという方向を目指していきたい」と述べたうえで、ロシアに代わる石炭の輸入国などを見つけることで、生活や産業への影響を抑える考えを示した。

さらに政府が、ロシアの一部の外交官の国外追放について、検討を進めていることがわかった。

外交官の追放について、政府は当初慎重な姿勢だったものの、民間人の大量殺害を受けて、政府内では「次元が変わった」との見方が広がっている。

岸田首相は8日夕方、記者会見を開き、こうした方針について、自ら説明する予定。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39a869acddc55a54a679e32f0b5e5c625cfe8629