〝土古（どんこ＝旧競馬場の愛称）〟時代から「開催日はほぼ毎日、競馬に通っていた」という名古屋市に住むオールドファンは、「きれいな新品の施設はええね。馬券？　それは今から研究してかなイカンわ」と笑顔を見せつつ、新競馬場への馬券対策に余念がない様子。
あれ見てみい」と指差す先の最終コーナーにはスパイラルカーブが採用されており、土古よりも馬群がバラけやすくなるように設計されている。これに加えて、旧競馬場よりも約５０メートル延びた直線が、より出入りの激しいエキサイティングな競馬を演出する。生まれ変わった名古屋競馬は新たな競馬ファンのみならず、オールドファンにも競馬を楽しませてくれそうだ。

　オープン初日（全１２レース）を終えた勝ち馬の馬番は４、１１、１０、９、９、１１、１２、８、４、９、９、１２と極端なほどに外枠有利という結果となった。

　メインの東海桜花賞（ＳＰＩ、ダート１５００メートル）をインペリシャブルで制した吉原寛人騎手は「速い馬たちを行かせて差す感じで、いいところにハマってくれましたね。（前回騎乗した）昨年の黒船賞（６着）にしても脚は使ってくれていましたし、いい印象を持っていました。直線は楽でしたね。きれいで広いコース。乗りやすかったですよ」と新競馬場に好感触を得ていた。


はぇ～外枠ボックスで儲かるんか覚えとこ