現地時間9日、イギリスのエイントリー競馬場で“世界一過酷な障害競走”と言われる、第174回グランドナショナル(G3・ハンデ・障6907m・40頭立て)が行われた。

 優勝したのは24番人気タイのノーブルイェーツ(Noble Yeats、セ7、S.ウェイリー・コーエン騎手)。1番人気エニーセカンドナウ(セ10、M.ウォルシュ騎手)との追い比べを、2.1/4馬身差制した。

 13歳馬ブラックリオン(14着)など、15頭が完走。15着ロストイントランスレーションは、勝ち馬から263.3/4馬身差ながら完走を果たした。競走中止は25頭。

 鞍上のサム・ウェイリー・コーエン騎手(39歳)は、本業は歯科を経営するアマチュア騎手。2011年にチェルトナムゴールドC(英G1)をアマチュア騎手では30年ぶりに制したが、本競走は今回が初制覇。そしてこのレースがラストライドと発表していた。

歯医者騎手が優勝は草