そして、聖徳太子は聖書のハルマゲドンをも超える、恐るべき最終予言を残していた。それは次のようなものだ。

「クハンダが来るため、その東の都は親と七人の子供のように分かれるだろう……」

「クハンダ」とは仏教用語で「末世に現れる悪鬼」のことである。それが来襲し、東の都すなわち首都・東京は壊滅状態に陥る。そして、首都機能が(東京とそれ以外の)7カ所に分割・解体されるという解釈が成り立つ上、そもそも日本自体が“八つ裂き”にされると考えることもできる。

 クハンダの来襲時期については、釈迦が入滅してから2500年後とされる。釈迦入滅の時期には諸説あるが、最近の研究によると紀元前480年前後ではないかと言われている。ということは、クハンダ来襲はそこから2500年後――つまり、今年2022年も時期的にドンピシャリと当てはまるのだ。聖徳太子の言葉に従うならば、日本はまさに終末の厄災期に入ったと言えるだろう。