平安の川口も可哀想だった

(1997年決勝 平安3―6智弁和歌山)
 4連投――。「未知の挑戦を最高峰の舞台でやらないといけない」。41年ぶりに全国選手権決勝に駒を進めた平安(現龍谷大平安、京都)のエース川口知哉は感じたことのない疲労に襲われながらも、最後まで投げきる覚悟を決めていた。


卒業後、プロ野球オリックスにドラフト1位で入団したが、未勝利のまま2004年に戦力外通告を受けた。