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実は、この“予祝”によって我が阪神タイガースより先に見事優勝を果たしたチームがあるんです。平成最後の選抜高校野球大会で優勝した愛知県の東邦高校です。
東邦が、というよりもこの大会で投打ともに注目された主将の石川昂弥君が“予祝メッセージ”を受け取っていました。それが、父・尋貴さんから決勝戦の前夜に送られてきたLINEです。

「優勝おめでとう」

 尋貴さん、決勝戦は明日ですよ! と突っ込みたくなりますよね? 「明日頑張れよ!」「優勝しろよ!」ではなく、決勝前日にも関わらず「優勝おめでとう」と誰よりも早く東邦の優勝を祝っていたのです。
昂弥君は「必ず優勝します」と返したそう。尋貴さんは「ああいうメッセージを送れば決勝の前にイメージトレーニングができると思いました。息子は頭の中で1試合分イメージして試合に臨んだはずです。」とメッセージの意図について語っています。
これって完璧な予祝ですよね?

この話を矢野監督に伝えると「そうなん! 高校生にはめっちゃ効果あるやろな!」と予祝にさらなる確信を抱いた様子。続けて「市川、俺今すごいで!」となにやら興奮気味です! どうやら著者のひすいこたろうさんと大嶋啓介さんにお会いされたのだそう。この日(4月9日)は甲子園での公式戦開幕日。試合前に矢野監督に聞いてみました。

「予祝されてますか?」

 答えはもちろん、


「してるよ! 予祝ノートも書いてる!」