>>618
これとか草
紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、
ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。
その時、彼は体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。
大勢の供を連れた大王が「私がアレクサンドロス大王である」と名乗ると、
ディオゲネスは「私は犬のディオゲネスです」と答えたという。
大王が何か希望はないかと聞くと、
「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。
帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言ったという。