阪神ノート勢

矢野ノート
 どうやら著者のひすいこたろうさんと大嶋啓介さんにお会いされたのだそう。この日(4月9日)は甲子園での公式戦開幕日。試合前に矢野監督に聞いてみました。
「予祝されてますか?」
 答えはもちろん、
「してるよ! 予祝ノートも書いてる!」

ルーキー、桐敷、ノート
前夜のうちに暴言≠思う存分に吐き、心のキリ替えは済ませていた。桐敷は大学時代から「出来の悪かった登板の後に、野球ノートに愚痴というか、変な言い方ですが自分への暴言≠書いて気持ちを切り替えるようにしています。『コンチクショー!』とか?そんな感じです」と独自の方法でメンタルを管理していると明かす。「頭の中をグチャグチャさせたままよりも、アウトプットすることで気持ちの整理がつく。昨日(13日)の夜も?書きました(笑い)」(桐敷)

大山ノート
 阪神のドラフト1位・大山悠輔内野手(22)=白鴎大=が28日、春季キャンプでも『大山ノート』への記入を継続する考えを明かした。プロに入り、初めて経験することばかり。先輩らからの金言をノートに書きとめる。
 「鳴尾浜にいる時から日誌をつけている。その日の良かったこと、継続していくことを書く作業をしている」
 8日に始まった新人合同自主トレから、既に始めていた。日々勉強する中で技術的なことはもちろん、気になったこと、感じたことすべてを事細かに記す。「昨日やったことを忘れてしまうこともある。ノート1ページ分くらい。また、後になって見返す時に役に立つと思うので」
 時には絵や図を使って、分かりやすく説明されている。「自分に分かればいいので。下手くそな絵を描いて、工夫しながらやっている」と笑った。右の大砲として期待の大きいドラ1。いずれ大スターとなる可能性を十分に秘めている。その時に過去の自分を振り返り、初心に帰ることもできる。「プロはすべて勉強。そういうのは大事だと思う」とグラウンド外での地道な努力も欠かさない。