スアレスの穴をいかに埋めるか−それが矢野燿大(あきひろ)監督(53)の試金石。
見事に克服して有終の美ならば矢野争奪戦≠フシンフォニーが吹き鳴らされます。
最大の懸念は守護神問題。昨季、42セーブの守護神ロベルト・スアレス投手(大リーグ・パドレス移籍)が流失した穴をどう埋めるのか。
大問題を起用法&継投策の妙で埋めるならば、今季限りで退任する矢野監督の争奪戦が球界に巻き起こる可能性が出てくるでしょうね。

3位、2位、2位ときて今季もスアレスの穴を埋めて有終の美となれば、他の11球団は矢野監督にどのような評価をするでしょう。
阪神監督を今季限りで退任することが発表されている矢野監督を黙って放っておくでしょうか。
今季限りで縦シマのユニホームを脱ぐ矢野監督は来季以降のことは何も話していません。
ラストイヤーに全神経を集中させ、勝ち切ろうとしているからでしょう。それは矢野監督の事情ですが、
後任監督の候補が乏しい球団は「矢野采配」をじっと観察するはずです。

矢野監督も阪神監督退任イコール球界から去る…というわけではないはずですね。
あくまでも想像ですが、矢野監督は来季、別のユニホームを着て、グラウンドに立っているかもしれませんよ。

https://www.sankei.com/article/20220322-HEQY3COV6RKH7N4675JRXTZVPQ/