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ドイッチュラント (独:Deutschland) はドイツ海軍が第一次世界大戦後に竣工させた最初の大型の軍艦である[2][注釈 1]。艦名は、ドイツ語でまさに「ドイツ」のこと。ヴァイマル共和政が、ヴェルサイユ条約の軍備制限条項を順守して建造したドイッチュラント級装甲艦の1番艦。 イギリスや大日本帝国では「ポケット戦艦」[注釈 2]、あるいは「豆戦艦」として紹介された[3]。

第二次世界大戦が始まると、ヒトラーは(ドイツ語でドイツを意味する)ドイッチュラントの名を持つ艦が失われた場合の国民に及ぼす心理的・宣伝的マイナス要素を憂慮し、ドイッチュラントをプロイセンの将軍リュッツォウ (Lützow) にちなんでリュッツォウ (Lützow) と改名させた[注釈 3]。