ルーキー、桐敷、なにがいいたいかわかるか?

 −急きょ先発した桐敷は、初回も紙一重のところだった。

 「いやぁ…紙一重っていうかね、ちょっと本来のボールではないからね。桐敷はもっといい状態やと思うから。抹消するけど」

 −長い回というよりは行けるところまでだったのか。

 「それは急きょやからさ。そんな長いイニングとは思っていないし、行けるところまでとは思っているけど。あの状態やったらちょっとしんどいと思うし」

 −打線は佐藤輝を2番に置いた。

 「まあまあもちろんね、現状、うーん、機能しないんで、その中で何かきっかけが欲しいなというところでバッティングコーチやみんなで相談しながらね。やってみようかということでやったけど、なかなかね。うまくいかないけど、そういうことを考えながら、やっていくしかないのかなと」

 −結果的に組み替えたところにチャンスで回った。

 「まあまあ、組み替えたからチャンスがいったかも分からんけどね、それは。だいたいの打順のところには回るから、それは一人一人、昨日と同じになっちゃうけど、やっぱり上げていかないと、そんなにホームランがボンボン、現状、打つっていう打線ではないんで。そういうところで足を絡めながら何とかみんなでつなぐという。またこう、1個アウトでも進めるとかね。やっぱりそういうことをしっかりやっていかないとダメかなと思います」

 −対戦が1回りし数字的には厳しいが、受け止めて前を向いていく。

 「もちろんそんな当たり前やし、そういうことも、俺自身もこの3年間そう思っているし。みんなもそうやって、何とかやろうという姿勢を見せてくれていること自体は俺も肌で感じているし。ただプロである以上『やろうとしたけど、できませんでした』っていうのは、これはやっぱり変えていかないとダメなところだと思うんで。ある意味、そうやってやりながら、結果でしか、何かこう表せない部分はどうしても出てくると思うんで。みんなやろうとしているし、開き直ろうとして、こう何とか前に進もうとしているんで。それを何とか結果に結びつけられるように」