そういえば、開幕前に矢野監督、球団社長らが必勝祈願した神様たちは、どうしているんだろうか。

1999年1月。タテジマ監督に就任直後の名将・野村克也は、必勝祈願に出向いた神社の宮司による「うちは藤村冨美男さんの時代から来ていただいています」の説明に首をかしげた。

トラ番記者に向かって「だったら、どうしてこんなに長い間、御利益がないんや。神様は寝ているのか?」。そうグチると、突然、大きくかしわでを打ち、響き渡る大声で「神様、起きろ!」と叫んだ。神をも恐れぬ所業(?)に、真横で聞いていたトラ番はビックリ仰天したものだ。

ただ、それでも優勝には全く縁がなく、御利益は星野監督就任後の2003年の優勝までいただけなかった。神様は気まぐれなのか、御利益をいただくまで時間を要するのか。

やっぱノムさんは違うな