日本ハム・新庄剛志監督（５０）が１４日、「朗希攻略」へ自信をのぞかせた。１５日からのロッテ３連戦（ＺＯＺＯ）で、佐々木朗とは１７日に対戦する見込み。１０日に完全試合を達成した男との今季初対戦へ「全員セーフティー（バント）をさせます」と冗談を飛ばしたが、「完全試合だからすごいでしょ。でも、うちのチームなら大丈夫なんじゃないかなという感じはします。誰もビビってないよ。楽しみでしかない」と言い切った。

　偉業を映像でチェックした指揮官。今年は春季キャンプ中の２月１９日に練習試合で対戦し２回２安打無得点だったが、当時も「球は速かったけど、大丈夫じゃない？」と前向きに語っていた。「（自軍は）若いし。初球からガンガンいって」とこれまでと同様に積極的な姿勢を求めている。

　打線は開幕当初と比べて上昇傾向だが、相手右腕は日本記録の１３者連続奪三振も記録。それだけに「最初の方で三振が多かったら工夫する」と臨機応変に対応していく。「やったるわっていう気持ちにはなっていると思う。人間対人間で不可能はない。速い球を利用してコンって打っていけば、何のこっちゃない。オレは立ちたくないけど（笑い）」。豊富なアイデアを持つビッグボスなだけに、秘策だって用意しているかもしれない。

　「次、パーフェクトしたら、お手上げでしょ。日本中が、世界中が、みんなが褒めるしかない。で、（相手は）オレたち。話題性十分やろ？　みんな、こんな（低く構えて当てに行く身ぶり）なってたりして」と笑った指揮官。ナインがスポットライトを浴びるために、ビッグボスは力を尽くす。
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