連敗脱出に向け、一筋の光明が見えた。

阪神は初回、先頭打者の近本がいきなりセーフティバントで出塁。すかさず盗塁を決めチャンスを作ると、島田、糸原の連続タイムリーなどで4点を先制。
4回にはランナー2塁から4番の佐藤がライトポール際に豪快な一発。このとき一塁塁審のえりか先生(24)が一度はファールの判定を下したものの、激昂した矢野監督がリクエストを要求。判定が覆り2点を追加した。
その後5回にも2点を追加。この回には三塁手のまさとくん(5)が「(二塁ランナーの)近本が怪しい動きをしている」と審判に抗議。阪神ベンチから首脳陣が飛び出すなど一触即発の空気になったが、まさとくんが退場処分となったことで事なきを得た。
投げては先発の藤浪が7回を散発3安打(9四死球)に抑える好投を見せると、8回は湯浅がきっちり1失点に抑え、最終回を迎える。
しかし、クローザーの岩崎がみどり幼稚園の打線に捕まり、2点を失い尚も満塁のピンチに陥る。ここでマウンド上にナインや首脳陣が集まると、突如矢野監督を胴上げ。これが功を奏したか2者連続で三振に切ってとると、最後は際どいコースながらも、キラキラ朝礼で知られる球審のまほ先生(35)の右手が上がりゲームセット。阪神が接戦をものにした。
勝利した矢野監督は「試合前の4時間にわたる予祝の効果が表れたと思う。今後はさらに徹底していく。」とコメント。一方敗れたみどり幼稚園園長のやすこ先生(58)は「不利があった」とコメントし、まほ先生をきりん組担任から配置転換する方針であることを明かした。