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長寿アニメ作品では宿命ともいえる“声優交代”。『サザエさん』『ドラえもん』『それいけ!アンパンマン』『ルパン三世』といった、長く愛され続ける人気タイトルでは、さまざまな事情から声優の交代は行われている。作品ファンにとってはさまざまな思いが錯綜する“声優交代”について、正直なところ視聴者はどう感じているのか。普段からアニメを観ている10代〜60代の男女に調査を実施した。

■声優交代に9割の人が最初は違和感 「ものまねでいい」の声も

『違和感をおぼえたことが“ある”』と回答した人は93%。2005年にメインキャストを一新し話題となった『ドラえもん』では、それから15年以上が経過した現在ですら「違和感がある」と答えた人が41%とかなり多い結果に。

一方で、『声優の交代に成功したと思う長寿アニメ』では、『ルパン三世』が46.5%と最も多かった。ルパンの声を担当していた故・山田康雄氏の生前より“ルパンのものまね”を披露していた栗田貫一が、山田氏の逝去後を引き継ぐかたちでの抜擢。当時は驚いた人も多かったが、今となっては違和感なく移行できた代表例ともいえる。

■3人に1人が“声優交代が原因で視聴をやめた経験…声優交代に求めるのは「違和感をなくす」が4割超

『長寿アニメの声優交代についての考え』としては「元の声優に似せてほしい」「どちらかといえば似せてほしい」を合わせると64%を占め、「新しい声優の個性を生かしてほしい」「どちらかといえば個性を生かしてほしい」の13%を大きく上回った。