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桐敷「どうすりゃいいんだ・・・」

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1それでも動く名無し
垢版 |
2022/04/19(火) 01:18:33.61ID:0fAao7wtr
バンテリンドームで迎えた中日戦
先発桐敷が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「何が予祝だ」の声
無言で帰り始める選手達の中、昨年のドラ1桐敷は独りベンチで泣いていた。
関甲新学生野球連盟で手にした名声、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の阪神で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」桐敷は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、桐敷ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」桐敷は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、桐敷はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出したが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように六甲おろしが響いていた
どういうことか分からずに呆然とする桐敷の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「タクマ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った桐敷は目を疑った
「あ・・・赤星さん?」 「なんだ、居眠りでもしてたのか?」
「ふ・・・藤本コーチ?」 「なんだ桐敷、かってに藤本さんを引退させやがって」
「矢野さん・・・」  桐敷は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:今岡 2番:赤星 3番:金本 4番:桧山 5番:アリアス 6番:片岡 7番:矢野 8番:藤本 9番:桐敷
暫時、唖然としていた桐敷だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
ウィリアムスからグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する桐敷、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
2それでも動く名無し
垢版 |
2022/04/19(火) 01:19:43.98ID:+uZUDeYY0
3それでも動く名無し
垢版 |
2022/04/19(火) 01:23:36.42ID:D9IyQzkK0
まず自分が打たれないようにしろよ
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