NY円、続落 1ドル=126円95銭〜127円05銭 一時20年ぶり安値 米長期金利上昇で: 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=川内資子】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落し、前週末比45銭円安・ドル高の1ドル=126円95銭〜127円05銭で取引を終えた。一時127円ちょうどと2002年5月以来20年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方から米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。

インフレ率がFRBの政策目標を大きく上回るなか景気は底堅い状態が続き、FRBが金融引き締めを進めやすくなるとの見方が強まっている。18日には米長期金利が一時2.88%と18年12月以来の高水準を付けた。一方、日銀は低金利を維持する見通しで、日米の金融政策の方向性の違いが意識されやすく円売り・ドル買いを促した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZASM7IAA05_Z10C22A4000000