(セ・リーグ、阪神4−0DeNA、1回戦、阪神1勝、5日、甲子園)暗黒時代と呼ばれたタイガースの1990年代前半のお話。初めて横浜スタジアムに踏み入れた、わがサンスポの後輩トラ番が声を上げた。

「先輩っ、横浜銀行って、本当にあるんですね」

外野フェンスに掲げられた大きな看板広告を発見して、思わず漏らしたのだった。

横浜銀行といえば、日本最大の地方銀行で、みなとみらいにある超高層の本店ビルを知らないのか、すごい銀行や、そんなの一般常識やぞ、と叱りつつ、毎日サンスポ読んでいたら、そう思うんだろうなぁと妙に納得してしまった。

というのも、どこと試合をしても負けてばかり、借金が増えるばかりの当時のタイガースが、なぜか勝てる相手が「横浜ベイスターズ」だった。実際、92年から6年連続で勝ち越したりしている。かくして、サンスポ紙面に躍った見出しが「ありがとう! 横浜銀行」−。唯一の貯金ができる相手に感謝! 感謝! でも、架空の銀行と勘違いした方を生み出してしまったようだ。すみません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9a75ca74c0ee3528e30de2c88f19968cebc6076

サンスポは許されたな!