英G1覇者ディアドラが初仔を出産 父は仏G1馬ウートンバセット

現地時間8日、日本産の日本調教馬として初めてイギリスのG1を制したディアドラが、けい養先のアイルランドで無事に初仔を出産した。生まれたのは牝馬で、出生時の体重は約54kg。

 ディアドラは父ハービンジャー、母ライツェント、母の父スペシャルウィーク。従兄弟に2009年の日本ダービー馬ロジユニヴァースなどがいる血統。現役時代は橋田満厩舎で管理されていた。

 2017年の秋華賞覇者で、2019年からは海外への長期遠征を敢行。同年8月のナッソーS(英G1)を勝利するなど、世界各地を転戦、活躍した。引退後は日本に戻らず、海外で繁殖入り。種牡馬ガリレオ(Galileo)の存命中に種付けを行ったが不受胎で、今回が待望の初仔誕生となる。

 父ウートンバセット(Wootton Bassett)は2010年のジャンリュックラガルデール賞(仏G1)覇者で、種牡馬として2016年の仏ダービーを含むG1・3勝を挙げ同年の欧州最優秀3歳牡馬に輝いたアルマンゾル(Almanzor)や、2020年に米仏でG1を2勝したアウダーリャ(Audarya)などを送り出している。

 なお、ディアドラの今年の交配相手には、昨年の欧州年度代表馬セントマークスバシリカ(St Mark's Basilica)が予定されている。

https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&;no=202201