メジャー試みがおもろいな

足を広げ過ぎない、指が見えないように股間の高さで出す、横から見えないようミットで隠す。
野球の長い歴史の中で、捕手がサインを盗まれないよう当たり前に工夫してきたことが消えようとしている。
MLBで今季からバッテリー間のサイン伝達に電子機器の使用が認められるようになったからだ。

「ピッチコム」で捕手がミットを付ける方の手に9つのボタンのついたリストバンドを装着する。
それは送信機になっていて、ボタンを押して球種とコースを発信する。
投手の帽子にはレシーバーが付けてあって、あらかじめ録音された音声が流れる。

 言語は英語かスペイン語だ。野手も遊撃手、二塁手、中堅手(あるいは三塁手)と3人までレシーバーを装着でき、球種を事前に知ることができる。
昨季後半ローAウエストで実験、好評を得た。この春のメジャーキャンプでも半分の球団が興味を示したという。サイン盗みを防げるし、試合をスピードアップできる。