新人7人が、横一列に並ぶ。若々しく力強い視線を浴びた矢野監督が述べたのは、明るい未来じゃなかった。「引退」、そして「死」−。NGワードととらえがちだが、あえて踏み込むことで、プロの世界を生き抜くための覚悟を説いた。

「終わりを思い描くということは今の時点では少ないけど、そこがあったほうが毎日、毎日、全力でやる一日を過ごしていける。いつか引退がくるんで、自分に期待しながら、こうやって頑張っていくぞということも考えながら」