>>261
経験豊富な人間のオッサンは我慢しますけど、まだまだヤングな3歳の競走馬に孤独な環境はかわいそう。なので、最初はポニーを付けてもらっていました。これには結構な効果があって、元気も取り戻してくれたのですが、新たな問題が発生──。それが人件費です。ポニーが自分の意志で行動してくれるはずもなく、当然ながら彼に乗るライダーが必要。要するにギャラ≠ェ発生するわけですね。いや、これも実にツラい(苦笑)。

いつまでも続けてられないよなぁ…と、思案に暮れた僕が取った作戦が「地元の馬に混ざっちゃうぜ攻撃」。知り合いでもないのに、そんなことが許されるのかって? 知り合いでないのなら、知り合いになればいいんですよ(笑)。馬房から出したら、速攻で地元の馬に近づいて「一緒に連れてってくれへん?」。困っている人間が話しかけてきたら、助けてやろうかなという気持ちになりますよね? ここの人たちでもそうでした。

 必要なのはコミュ力≠フみ。ギャラも発生しないし、この作戦はマジで最高。人類は皆兄弟。助け合いの精神って大事やなあ。そんなことを考えながら、この数日、一方的に助けてもらっています(苦笑)。

クラウンプライド松田助手、コミュ力で経費を浮かせる