>>222
つずき

▼戦況全般に関する評価(大意)
⚪︎ロシア軍は少数の攻勢軸に戦力を集中させているようには見えない。これは開戦時から続く傾向で、特徴としては、
− 多数の攻勢軸に兵力を分散させ、それぞれに小規模の部隊集団を投入する
− 決戦の準備に必要な作戦休止期間を設けない
という点があげられる。
⚪︎今までロシア軍はBTG(大隊戦術群)編制の部隊を各戦線に投入してきただけであり、まだ大規模攻勢作戦を行う能力を保有しているかもしれない。ただし、現状ではロシアが、新たな攻勢のために、大規模攻勢に適した部隊編成に着手する可能性は小さい。
⚪︎ドンバス突出部でのロシア作戦目的は不明瞭なままである。ロシアはイジューム〜デバルツェヴェ(Debaltseve)間の道路を制圧し、突出部のウクライナ軍を大包囲する目的であると考えられる。一方でウクライナ側は23日、ロシア側の意図を、大包囲というよりも、ルビジュネとポパスナからの攻撃でセベロドネツク〜リシチャンシク地域を包囲する意図と推測した。いずれにせよ、ロシアの意図を判断するには早すぎる。