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ロバートソンキー伊藤工真 感謝を胸に渾身騎乗誓う
https://tospo-keiba.jp/reporter-column/712
2人の出会いは14年前の競馬学校時代にさかのぼる。

「僕がJRAの競馬学校で騎手候補生だった時、厩務員課程の林先生と同じ厩舎で約6か月間、一緒に学ぶことになり、自然と話す機会も多くなりました。
先生はそのころから調教師を目指していて、いつか厩舎を持ったら、工真に声をかけると言っていただきました」

出会いから10年。

「林先生の結婚式に参列されていた保坂(和孝)オーナーが“調教師になられた際は、これで勝利を”と林先生のために特製の勝負服を用意されていて。
実際のジョッキーが着たほうがいいということになり、自分が着させていただき、その時にオーナーから“林厩舎が開業したら、この勝負服を着て、僕の馬に乗ってください”と言葉をかけていただきました」

それは林厩舎が開業した18年に早くも現実のものに。

7月福島の新馬戦で保坂オーナーのイチゴミルフィーユで見事デビュー勝ち。以後もほとんどのレースで手綱を取り、1勝クラスでも勝利を収めた。

「イチゴミルフィーユのおかげで、ロバートソンキーへの声もかけてもらえたんだと思います」

馬と人とがつなぐ縁を感じずにはいられない。