ロシアさん、動物には優しい模様

26日(AP)
― ロシア軍に完全包囲されたウクライナ南東部の戦略的要衝マリウポリにある私設の動物園は、
度重なる砲爆撃にもかかわらず、動物を安全な場所に避難させていない。

 ロシア軍の砲爆撃が最も激しかった時期でさえ、
職員は毎日、飼育中の動物に餌と水を与えていたという。
それでも、ラクダ5頭、ダチョウ4頭、サル6匹とヒョウ1頭が空爆で死んだそうだ。

 3日前、砲弾が動物園の近くで爆発したが、
戦線が膠着(こうちゃく)した現在、“状況は安定している“と園長はいう。  
動物の食べ物は、モスクワ動物園など、
ロシアから支援の形で届けられるようになったそうだが、
それまでは砲爆撃で死んだ動物の肉を与えざるを得なかったという。
 最近アライグマに子どもが生まれた以外動物園の日常は侵攻前と変わっていない。