タス通信によると、極東開発を統括するロシアのユーリー・トルトネフ副首相は25日、日本政府が北方領土についてロシアが「不法占拠している」と外交青書に明記したことに反発し、クリル諸島(北方領土と千島列島)を「ロシアの領土として開発していく」と表明した。

訪問先の露極東ハバロフスク地方で行われた記者会見で語った。クルーズ船の就航や、投資計画の準備などを急ぐ姿勢を強調し、日本をけん制した。ロシアではウクライナに侵攻後の3月上旬、北方領土に外国企業を誘致するため「免税特区」を創設する法律が成立している。

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