責任を取るというのは、痛い思いをするということだ。迷惑を掛けた人間が被った以上の痛みを自分も背負うということだ。銀の食器を壊した奴は金の食器を買って返す。悪臭を撒き散らす工場の社長はその工場の煙突のすぐ横に屋敷を構える。それが責任を取るということだ。なのに、この世で偉いと言われている奴に限って痛い目を見たがらない。ちょっと下手に出て、軽く頭を下げて、謝って、それで済むと思っている。