・きっかけは菅野智之との自主トレ

2021年オフに鍬原の転機が訪れる。エースの菅野智之が宮古島で実施する自主トレに参加させてもらったのだ。菅野は鍬原に言った。

「点で投げてるから、バッターからしても『150キロの真っすぐね』って伝わって、とらえられてしまうんじゃないか」

大学時代から「脱力」を意識して投げていた鍬原にとって、菅野の言葉は目からウロコだった。

「僕はそれまで『ゼロ』の力感から、リリースの瞬間だけ『100』に持っていくことを意識していました。でも、その投げ方だと『点で投げる』ことになってしまう。これは僕には合ってないんだなと感じました」

菅野が意識していることは、「点ではなく、線で投げる」という感覚だった。「ボールの重みを感じながら、ボールを長く持ってバッターの手前まで近づいてリリースする」
菅野の教えを意識しながら、鍬原はキャッチボールから見直した。



https://news.yahoo.co.jp/articles/60eb87f4ac856d819e76ef61414990b47ed9fa5a

菅野、有能だった
というかリリースの瞬間だけ力入れる杉内理論も万能ではないんやな