米大リーグ、マリナーズは7日(日本時間8日)、前日の試合で自打球を当てた際に睾丸が破裂するアクシデントに見舞われたミッチ・ハニガー外野手(28)を10日間の負傷者リスト(IL)入りさせたと発表した。

 米紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)はこの日、「マリナーズのミッチ・ハニガー、睾丸挫傷で離脱」との見出しを打って、「28歳の中堅手はアストロズに7−8で敗戦した試合の三回にファウルで自打球を当てた際に睾丸が破裂し、この日10日間のIL(負傷者)リスト入りした」と報じた。
 アクシデントは、6日(同7日)に本拠地シアトルで行われたアストロズ戦で起きた。「2番・中堅」で先発したハニガーは、三回2死で迎えたこの日の第2打席で相手先発のバーランダーの94マイル(約151キロ)の速球を振りにいくと、バットにかするような形でボールが股間付近に直撃。ハニガーはその場で体制を崩し、一瞬うずくまる仕草を見せたが少し時間をとって打席を続けた。結果、空振り三振に倒れると自ら歩いてベンチに戻り、その後も試合に出場し続けた。続く六回の第3打席で再び空振り三振に倒れると、七回に回ってきた打席で代打を送られベンチに下がっていた。

 マリナーズのサービス監督は試合後、「かなり強く当たっていた。いまは検査の結果を待つ」とコメントしていた。同紙は「ファンはメジャーリーガーをうやましく思い、プロの野球選手として楽しむことのできる同様のことを望むものであるが、マリナーズのミッチ・ハニガーが受けた惨事を望む者はそういない」と伝えた。