「3月に差しかかったくらいから、脚本の完成が遅れ始めているんですよ」(NHK関係者)

 同作の脚本を務めるのは、過去に『新選組!』や『真田丸』といった大河ドラマを担当したヒットメーカーの三谷幸喜氏(60才)だ。クランクイン当初は、コロナ禍での撮影ということもあり、かなり余裕をもったスケジュールだったという。

「まあ、遅れるのが三谷さんの平常運転とも言えるんですが……。昨年末の段階で、全体の半分くらいまで脚本は進んでいたんです。ただ、実際に放送が始まると、細かいところを書き直したり、ある役をもっと多く登場させたりなどといった変更点が出てきました。

「三谷さんからNHK側に、脚本の遅れに対する『言い訳メール』が届いたといいます。“脚本も司会も、見てくれる人に対して最高のものを提供したいと思っている”“こんな事態にならないように、覚悟をもって受けた仕事なので、より一層精進します”といった内容で、今後への決意が長文で綴られていたそうです。

 ただNHK側としては、“そんな長いメールを打つ暇があるなら、脚本を進めてくれよ!”という気持ちだったようです(苦笑)。まあ、そこが三谷さんの愛すべきところでもあるんですけどね」(別のNHK関係者)