安易な憲法改正の末路
「変えてみて悪ければまた直せばいい」
プーチン見てそう言えるやろか?

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2022042700007.html?page=2
 67条では「ロシア連邦は、その主権及び領域的一体性の保護を保障する」とうたい、「領土の一部の譲渡に向けられた活動、およびそのような活動を呼びかけることは認められない」と明記した。
 日本との北方領土問題を意識したかのように、条文には「隣国との範囲の画定、国境画定および再画定をのぞく」とのただし書きがある。ただ、改憲案作成に向けた過程では、ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島や北方領土を守ることを念頭に議論が交わされていたという。

 また、69条には「ロシア連邦は、国外に居住する同胞に対し、その権利行使、利益保護の保障、および全ロシアの文化的アイデンティティの維持を支援する」との条項が新たに追加された。プーチン氏が侵攻の口実としたウクライナ国内の親ロ派住民を指しているかのようだ。

 日本国憲法に親しんだ日本人としては、憲法の条文に「千年の歴史」や「神への信仰」を書き込む極めて復古的な内容には強い違和感を覚える。そこには「ウクライナ人とロシア人は歴史的に一体だ」と主張するプーチン氏独自の歴史観や国家観が反映され、それを否定することは許さないという宣言のように読める。