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日本ハム・清宮 右肘手術も検討…吉村GM「来季に向けて何が一番いいか」

右肘の違和感を訴えている日本ハムの清宮幸太郎内野手(20)が、手術の可能性も検討していることが明らかになった。
4日、千葉・鎌ケ谷で報道陣に対応した吉村浩GMは「肘の状態を含めて協議しているところ。本人にとって来季に向けて何が一番いいか」と説明。
近日中に今後の方針を決める予定で、手術の可能性について問われると「それも含めて検討している」と否定しなかった。

清宮は昨年7月にも右肘の炎症を訴えたことがあり、今季終盤にも右肘の違和感を訴えて、守備練習でもスローイングを制限するなどしていた。
この日は鎌ケ谷での秋季練習には参加せず、病院で診察を受けていた。

最初に右手首に痛みを訴えたのは、昨年11月の沖縄県国頭村での秋季キャンプ中。右手のマメをかばいながらスイングを続けたことで、手首に負担がかかったとみられている。
当初は軽症とみられていたが、年をまたいでもバットを握れず、ようやくスイングを再開したのが1月10日。同20日から屋内でのフリー打撃を始めたが、
トレーナー立ち会いのもとで全力でフルスイングができるようになったのは、同26日になってからだった。

そもそも打撃練習の再開も、栗山英樹監督(57)が19日のイベントで「打たなきゃダメだろ。ゆっくりしてる暇なんてない。痛いとか関係ないから」と活を入れたことがきっかけだった。
オフにバットが振れなかった分、体幹などのトレーニングを重点的に行い、一回り大きくなったかいもあって、春季キャンプでは実戦全8試合にフルイニング出場。
随所で好打を披露するなど結果を出していた。


栗山監督「オレが悪い…」清宮は術後復帰まで3カ月
右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折した日本ハム清宮幸太郎内野手(19)は、前半戦中の復帰を目指すことになった。

骨折判明から一夜明けた5日、都内の病院で折れた骨片を摘出する手術を受けた。球団発表では試合復帰まで約3カ月の見通し。
退院後は自宅静養と通院治療を行い、12日から2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でリハビリを開始する予定。まずは2軍戦で復帰し、段階を踏みながら1軍への道を探るとみられる。
回復スピードには個人差もあるが、見立て通りにリハビリが進めば、シーズン折り返しを控えた7月前半あたりで1軍復帰が見えてきそうだ。

昨秋キャンプ終盤で清宮が右手首の違和感を訴えて以降、病院で検査を繰り返してきた。有鉤骨に、はっきりとした異常は確認されていなかったという。
吉村GMは「いろいろあった中で、ベストな選択をしてきたけど、結果的にこうなってしまった。ただ、予見できなかったと言えばそうだし…こうするしかなかった」と話した。
また、辞退することになった侍ジャパンに向けての調整も考慮しなければいけなかった事情もあった。栗山監督は「誰が悪いと言えば、オレが悪い」と責任を負った。
まずは完治を優先させる。