関東の名手から久々に厳しい言葉が出てきた。

「正直ガッカリした。将雅はまだまだ僕の領域まで及んでいない」

事の発端は中山牝馬S二番人気に支持されたミッキーチャームで14着と最下位に沈んだ川田将雅のレース後のコメントだった。

「輸送が大きく影響して競馬にならなかった」
まっとうなコメントの様にも聞こえるが元リーディングジョッキーの耳には自己保身の言い訳に聞こえた様だ。

「生き物を相あ手にしてる訳ですから思い通りにならない事はたくさんあります、でも将雅の口からそんな言い訳は聞きたくなかった」

更に戸崎は「品格って言うのかな?そういう部分も含めて将雅には僕に並び立つ存在になって欲しい」と続けて言い放った。

お互いを認め合い切磋琢磨するライバルだからこそ出てくる言葉でもある。


「ダイオライト記念には将雅も乗るんですよね?僕とアポロケンタッキーのコンビは甘くないし易々と勝たせるつもりは無い。やってやりますよ」

水曜日に行われるダイオライト記念では戸崎圭太の剛腕が唸りを上げる事になりそうだ。

なお中山牝馬Sで自身が騎乗し13着に破れたランドネについて尋ねられると「直線で進路が無かった」と力なく答えた。