昔とは全く違う降着ルール
落馬させてもセーフな場合も

https://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20121031-1040233.html
走行妨害を受けたBが他の馬にも抜かれ、Aより大きく遅れて
ゴールした場合は、降着には当たらず、到達順位通りに確定する。

91年の降着制度導入後、G1で1位入線馬が降着になったケースは
3回あるが、いずれも被害馬に決定的と判断できる差をつけていた。

6馬身突き抜けていたメジロマックイーン(91年天皇賞・秋)、
無傷の6連勝を飾ったかに見えたカワカミプリンセス(06年
エリザベス女王杯)、最後の脚色が際立っていたブエナビスタ
(10年ジャパンC)は、新ルールでは降着に当たらず、
1着で確定したとみられる。

また、現状では走行妨害によりBが落馬・競走中止となった場合は、
Aは必ず失格となっていたが、今度は(1)極めて悪質で他の騎手や
馬への危険な行為があり、かつ(2)競走に重大な支障を生じさせた
場合の、2つの条件をいずれも満たしたと判断されない限りは、
落馬があっても失格にならない。