東京六大学の東京大に現役合格を果たした渡辺向輝投手(1年=海城)。父は元千葉ロッテ、さらに日本代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも活躍し、現在は社会人・日本製鉄かずさマジックを率いる渡辺俊介監督だ。

 167センチと小柄ではあるが、ノーワインドアップからゆったりと全身を使いながら始動すると、鋭い回転で右腕を振り抜く。躍動感、そしてバネも感じさせる投球フォームが光り、高いポテンシャルを随所に感じさせる。

 ピッチングの構成は、伸びのある直球を軸にしつつ、縦のスライダーやカットボールなどの変化球が中心となっている。直球の出来がポイントとなるが、体づくり、さらに数字計測などに重きを置く東京大の練習環境で伸びる可能性は十分にある。

 高校最後の夏は故障で思うような活躍をできなかった。4年後、高校野球で味わった悔しさを晴らすような投球を神宮のマウンドで見せるつもりだ。
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