昆調教師は「乗り役(横山典騎手)がどう思うかわからないが、いい枠だと思う。最短距離で走れるし、はまるポジションが見えたな。これで負けたら馬の能力やな」と強気の姿勢を見せた。
この日は、土曜日に出走する僚馬とともにひと足早く東京へ向かった。「ここまでの準備は整ったし、順調だよ」と結んだ。

マテンロウオリオン(牡、昆)は1日早く金曜日に東京入り。決戦へ体調を整えた。最終追いは抜群の動きで好仕上がり。
昆師は「状態は全く不安はない。(横山典騎手は)3000勝をしようかというジョッキー。引き出しの多さが違う」と鞍上に全幅の信頼を寄せていた。

最内枠に昆師は「いい枠だと思う。最短コースを走れる。(コーナーまで)真っすぐいけるからね。文句はいえない」と歓迎。前走ニュージーランドTは猛烈な追い込みで頭差2着。長い直線で末脚が生きる。


鞍上のコメント

前日の最終追いに騎乗した横山典は「いい雰囲気だった。使って良くなるタイプだから前走時より気配も上向いているし、この状態でレースに向かえるのが何より」と状態面に満足気な表情。
「まだ若くて、距離の適性も未知数。ただ、最初のころに比べてだいぶ精神面が落ち着いてきたからね。作戦は数えきれないくらい考えているので、当日次第だよ」とニヤリだ。