拾い物

このような状況ですが、なぜウクライナ軍が攻勢に出ることができたのでしょうか。

マツォキン副市長:「ここ最近、海外から頂いた武器が届きました。オーストラリア、スロベニア、チェコ、ポーランドなどから色々と頂きました」
「彼らがいる所は見やすくて平地であるため、我々に対してメリットになっています。ロシア軍の戦車などを狙いやすいのは間違いない。反撃の成功を期待しています」
「ロシア軍は兵士が着るものも足りないようで、普通の靴を履いている兵士までいました。
軍隊には燃料や弾薬だけではなく、服装や食料も提供する必要がありますが、現在ロシア軍には届いてない状態です。
食べ物さえ足りない人がこんなに大勢いることで、ますます危険性が高くなってくる」

約2万人の兵隊がいるという周辺のロシア軍は、すでに物資不足の状態…。このため、現地ではさらなる略奪を心配しているそうです。

防衛研究所防衛政策研究室・高橋杉雄氏
「イジュームのロシア軍部隊の補給線を完全に断てた場合には、イジューム周辺の部隊は壊滅的な打撃を受ける可能性があります。
そうなるとウクライナ側としてはそこを起点に、占領されたドンバス地域の反撃、奪回というものが可能性としては見えてくる」