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長野、視力進化「卓球選手並み」

長野の目は悪くなるどころか、さらに進化していた―。
事の発端は、交流戦終盤。次々とボール球に手を出し、ことごとく凡退していた長野に対して、原監督が仰天指令を発したことから始まった。
「目の検査をしてきたらどうだ?」。多少の冗談と皮肉が入っていたはずだが、打率2割1分5厘と低迷が続く長野は、素直に首を縦に振った。
休養日だった15日。神宮で母校・日大の東都大学リーグ入れ替え戦を観戦した後、さっそく都内の病院へ直行し、動体視力などを計測するビジョンテストを受けた。
結果は40点満点中、驚異の39点。プロ野球選手でも35点を超えることすら異例で、関係者によれば「至近距離で高速の球を打ち合う、卓球選手並みの数字」だという。
実はこのテスト、5年前の入団時にも受けていた。すでに当時から37点をたたき出して周囲を驚かせたが、長野の視力は衰えるどころか、超人の域に迫るほどの進化を遂げていたことが判明したというわけだ。
この日の全体練習前、長野は張り切って原監督に結果を報告した。指揮官は「レコード(記録的な数字)だってよ。
入団した時もかなり良かったらしいけど、さらに良くなってるんだって」と、目を丸くしながら報道陣に明かしたが、すかさず「ボール球を振るのは、目の影響ではなかったということだな。技術の問題だな」とバッサリ言い放った。

これほんとすこ