そんな簡単に辞めさせられるのか?

秀岳館高サッカー部暴力動画 校長が激白「監督は『解雇したら裁判にかける』と」
5/10(火) 16:12
文春オンライン

 サッカー部コーチによる暴行事件が発覚した、熊本県八代市の私立秀岳館高校。同校を運営する学校法人八商学園の理事長も務める中川靜也校長(91)が、「 週刊文春 」の取材に応じ、監督を事実上、“更迭”していることを明かした。

 5月5日、学校側の会見で、段原監督は「暴力行為を見たことがない」とした上で、自らの進退については明らかにしなかった。だが中川校長はこう明かす。

「辞職させることは難しい」校長の弁明

 問題の動画については、「生徒がやったように説明してきたが、(実際には)彼が指示して、させていた。そのウソがばれた。それは世間も許せないし、俺も許せない」とする中川校長。しかし段原氏はサッカー部監督であるとともに同校の教員でもあり、校長補佐も務めてきた。サッカー部からは外せても、教員としての責任を取らせることは難しいのだと語る。

「監督を外すのは校内人事なので私の一存で決められるが、教員として解雇するのは難しい。当然、役職は全て外しますが、本人の暴行などは確認されておらず、解雇理由がない。本人も『解雇したら(不当解雇などの)裁判にかける』と」

 一方、校長自身の、女子生徒たちとの“密着写真”の数々がネット上で注目を集めていることについては、「おじいちゃん校長と慕ってくれるのが妙なかたちで言われている。まぁ、構いません(笑)」と“釈明”した。