本校・河北 開幕23打席連続ノーヒットも…地蔵監督「ちょっと前へ飛ぶようになってきた」(中野スポーツ)

 本校・河北智恵内野手(17)が開幕から23打席連続ノーヒットと、不振にあえいでいる。

 14日の向月戦(東京ドーム)では2点を追う9回無死一、二塁の好機で坂上の代打で登場。3番手・潮見の4球目、外角高めの153キロ直球を叩くと、鋭い当たりが右翼へ飛んだが、打球は井手のグラブに収まった。二走の竹富は三塁へのタッチアップに成功したが、中飛に倒れた河北は悔しそうな表情をしながらベンチに戻った。

 その後、潮見のボークで1点を奪ったが、結局、チームは6―7で惜敗。開幕からいまだ無安打が続く河北について地蔵監督は「坂上で送るという選択肢もあったが、一気に勝負をかけたかったんで。結果はセンターフライでしたけど。ちょっと前へ飛ぶようになってきたので、これからも期待したい」と信頼は揺らぐ様子はない。

 この日、河北は打席で追い込まれると、すり足気味にタイミングを変更。指揮官は「練習からそういうことも、いろいろ取り組んでやっている。なかなかまだヒットが出ていなくて、打つことは難しいが、ああやってそこそこの捉え方になってきたので次からまた期待したい」と語った。