津田:一体化しようと思ってたんですけど、“ガールズ・イン・ザ・フロンティア”を歌わせてもらったときに、「一体化ではなくてもいいんじゃないか」と思って。津田美波のいいところをきちんと小日向美穂に反映させてあげることで、小日向美穂はもっと上に行けるんじゃないかなあ、とか思ったりして(笑)。“ガールズ・イン・ザ・フロンティア”は、《守るべきは過去じゃない》とか、前に進もうっていう意味での強い歌詞があって、自分にめちゃくちゃ刺さっちゃったんですよ。ほんとに感謝して泣いちゃったくらいで(笑)。

『シンデレラガールズ』には総選挙もあるので、順位がついたりするのは意外と自分の身にもグサグサくるものがあるんです。我が子は上の順位に行かせてあげたい、みたいな気持ちはどうしても強くなってしまいますね。「もっと上に行くには、このままじゃいけないのかなあ」って思う部分もあったりしたんですね。何を変えなきゃいけないんだろうって考えたときに、「小日向美穂はキュートじゃないといけない、みたいな押しつけをしてたのかも」と思ったんです。カッコいい曲はカッコよく歌ってもいいんじゃないか、カッコいい曲はちゃんとカッコよく歌う子にしてあげたらより伸びるんじゃないかなあって――いろいろ考えましたね。ヤバかったです、ほんとに。

津田ネキも悩む