意外な人選だった。
DeNAは不動の1番と期待されていた桑原将志外野手が、今季は試合前の時点で打率.198。
昨季.369を誇った出塁率も.271に落ち込み、三浦大輔監督は
「今の出塁率では寂しい。代わりに誰が1番を打てるのか、考えてやっていきたい」と打順の組み替えを明言していた。
それにしても、お世辞にも足が速いとは言えない佐野が1番とは……。

 三浦監督は「いかにしてランナーがいる状況で4番の牧に回そうかと、結構考えました。
出塁率が高く、状態も良く、バットが振れている佐野に勢いをつけてもらおうと思いました」と明かした。

この日球場入り直後、佐野本人にも
「何も変えなくていい。1番だから盗塁をしなければならないわけではない。今までの佐野のスタイルでやってくれ」
と説明したそうだ。